1回目の補習の時にも書いたが、
実務補習は2次試験合格者から、住所や年齢がだいたい共通する6名がピックアップされる。
大企業、中小企業、公務員、自営業、管理職から派遣社員と経歴はバラバラだった。
そして、診断士1次と2次試験の理解・知識レベルも個人差が大きいように見えた。
また、平均年齢が40代と高く、社会人経験も長い人が多かったので、
今回の製造業について業務経験がある場合は、経験中心で提案を書く人もいた。
2次試験で自分の経験を元に記述することはNGというのは、おそらくほとんどの受験生は知っていることと思う。
実務補習では書いていいのかというと、全然OKということになる。
基本的に2次試験の理論や知識をベースに書くが、
前提として、企業にとってすぐに実践できる「使える提案」であるレベルが要求される。
したがって、業界経験がある場合は、それを活かして提案すべきということになる。
ただ、「なぜその提案をしたのか」という点については、経営理論の裏付けが必要となるので、
理論・知識との整合性が求められることになる。
今回、生産管理パートは実務経験に基づいて提案がされていたが、
根拠について理論との紐づけが弱く、他の人が聞いても理由がわからず、困惑した空気が発生した。
また、人によってフォーカスするポイントが違うということもあった。
ヒアリング後に、SWOT⇒クロスSWOTの結果を優先順位にまとめて戦略チャート(バランススコアカード)にまとめるのだが、
報告書を書いていくうちに、自分の書きたいことが戦略チャートに無いということが1回目で発生し、
そのまま書いたところ、後で戦略チャートとの整合性が無いと指摘され、困ったことがあった。
この点については、実務補習をやっていて、ちょっと不思議というか、疑問に思う。
ヒアリング結果からSWOTを抽出するのはいいとして、
クロスSWOTをすると、どうしても無理やりなところがあったように見えた。
今回は1回目の反省を生かして、早めに報告書を仕上げようという流れがあった。
余裕のない中で、各自以下の2点に集中していたと思う。
①戦略チャートに沿って提案を作成する。
②自分のパートのページを増やす。
特に②については、1回目で一番苦労したので、今回はほぼ全員クリアしていた。
ただ、個人的には、経歴や経験、知識レベルが異なる6人の意見を集約するのは、どうしても無理があると限界を感じていた。
3回目の補習の先生が言っていたことだが、
「報告書は、全員の提案が100%反映されることはなく、それぞれが不十分な思いを持つのがいい提案」
ということらしい。
結果的にはそうなってるというか、そうならざるを得ないと思う。
結局、指摘しても通じない、理解しあえない部分が生じるのは当然であり
それを白黒つくまで議論を尽くすには時間が無く、またそこまでする気力もなく
また、そこまですると、絶対に感情的なシコリが発生するので、
ツッコミや深掘りするには限度があり、そこは大人の対応にならざるを得ない。
また、指導員の個人差が大きいこともある。
厳しい先生、緩い先生、形式にこだわる先生、こだわらない先生、変わった先生…
1回目の補習では、私は指導員の「ちゃぶ台返し」が起こるのではと心配していた。
ネットの情報で、報告会の前日に書き直しを命じる先生が実際にいるらしく、
「ちゃぶ台返し」と呼ばれて恐れられている。
幸い、3回の実習でそれはなかったが、
先生の指導が神様(絶対)なので、何であろうがその通りにやるしかない。
よく、実習を通じて仲良くなるとか、絆が生まれたとか書かれているが、
若い人の班はそういうのもあるのかなと思うが、一部なのではと思う。
実際には、結構個人差があり、わりと殺伐とした感じで実習を終えるパターンが多いのではと思う。
班のなかでリーダー的なポジションになる人が2名くらいいて、2人くらいは様子見で、残る2人くらいは「…」みたいな。
たいがい、このリーダーとなるのは会社で管理職をやっている方とかになるのかなと思う。
そんなこんなで、あっという間に一週間経過し、3日目を迎えるのでありました。

