3日目(2月12日土曜日)9時集合
今日は何をするんだろうか。
足取りが重い。
到着すると、すでに人が来ていた。
長机をコの字型に並び替える。
報告書のフォルダを見ると、金曜の時点で財務の報告書だけアップされていなかったが、午前3時にアップされていた。
内容をみると、急いで仕上げた感があり、まとめるのにまだ時間が必要な印象だった。
先生からまず、スケジュールを作成するよう指示があり、書記がホワイトボードに記入する。
今日は、以下のようなアジェンダが予定された。
全体調整・診断報告書作成
・ 財務の内容確認(現状把握) 9:30-10:00
・ 目次: 各項目の論点整理 10:00-14:00 (12:00-13:00昼休み)
各本論の読み合わせ(主旨・内容理解)
・ 重要提言要約総括表(確定) 14:00-15:00
・ 補強すべきポイント(新たな作業) 15:00-16:30
・ 状況確認と宿題内容確認 16:30-17:00
・ 終了時間 17:00
先生から、初日、2日目でタイムキーパー係がいるにもかかわらず、タイムマネジメントが機能していない旨の指摘があった。
この資格の特徴なのかもしれないが、話好きな人が多く、人によっては議論が脱線し、
持ち時間をオーバーしてしまうことが多かった。
今日はまず、進捗遅れが目立つ財務を全員でまとめることにした。
財務は「MCSS」(中小企業経営診断システム)に財務諸表データを入力すると表示される財務指標を資料にまとめる。
同業種中央値との比較も表示されるので、収益性、効率性、安全性、キャッシュフロー、CVPがすぐ把握できる。
この結果(現状)から、課題を抽出し、提案を考えるのだが、
この会社は損益分岐点比率が高く、安全余裕率が2-3%だったので、すぐに赤字になってしまう。
また、前期が営業赤字で、今期も営業赤字となる見込みで、3期連続赤字は避けたいということから、
10年後の売上5億を目指す前に、まず損益分岐点売上高を目指す財務戦略を立てることになった。
定量的な数値目標は財務パートで提案し、
それを元に営業、現場(生産性向上施策)、人事(採用や育成)で具体策を提案する。
財務で提案するのは、コスト削減策で、例えば固定費から削減できそうな項目を探したり、
売上債権回転率が高い場合は支払いサイトの短期化の交渉を提案するなどがあり、
この辺は2次試験の財務とほぼ同じだが、
実務補習では、利用できる補助金の提案も行い、申請方法の説明まで記載することもある。
財務の担当は、方向性について悩んでいる様子だったが、
どういうふうに結論づけていけばいいのか、今一つ伝えにくいのか、まとまっていないのか、
その点について班の全員で共有するまでに時間を要し、ディスカッションがまとまらず、
結局、14時くらいになってしまった。
その後、各パートについての説明を順番におこなった。主なパートは以下のとおり。
営業は、代理店事業から自社開発事業へのドメイン転換を図り、
既存顧客向けにマーケティング施策と営業力強化。
現場は、エンジニアのスキル強化、中堅社員の部下指導力向上、OJTのマニュアル化
自分の人事は、以下にまとめた。
【営業部の課題】
(1) 目標管理制度(MBO)の導入による個人と組織のベクトル一致
(2) CDPの導入による自発性の高い社員の育成
(3) 管理職の部下指導力向上による提案力アップ
(4) 従業員満足度の向上による顧客満足度向上
【開発部の課題】
(1) 社員教育の外部連携による開発部全体のスキル向上と指導力向上
(2) CDPの導入による自主性の高い社員の育成
(3) 営業部と開発部のコミュニケーション活性化による組織力向上
【全社的な課題】
(1) 社長の想いと企業理念の浸透
(2) 社員の主体的意識(会社参加)の向上
(3) 全スタッフ(パート含む)のコミュニケーション活性化
(4) 地域社会と社会的弱者のサポート
自分のパートの説明後、開発パートと内容が重複していることがわかった。
この時、一気に疲れが出た(笑)。
これについては、薄々気付いてはいたが、書くことが思い浮かばず、とにかく枚数を稼がねばと余裕がなかった。
ただ、開発の担当から、いわゆる「茶化」についての提案がないと指摘があり、
現場の改善策に偏っていたと気付いたが、それと同時に書き直しになるのかというショックのほうが大きかった。
この後、重要提言を確定したのだが、あまり記憶がない。
この日は20時頃に解散したと思う。
帰宅後、急いで報告書の修正に取りかかった。
「茶化」いわゆる採用・配置・報酬・育成・評価についての施策を盛り込んだ。
4日目の明日(2/13)は午後に報告書印刷に入るので、実質今日が作成できる最終日となる。
深夜0時過ぎに報告書をDropboxにアップした。

