2月19日(土)9:00(2日目)
ヒアリング結果について、共有ファイルに自分のパートと、他の人のパートを記入する。
ヒアリング前は、情報管理がポイントになるのかと思っていた。
1回目の時は、営業と自分担当の「人事」が提案のメイン事項だったので、
もしかしたら、今回もポイントになるのかなと、思っていた。
実は、本業のほうが繁忙期で、納期を来週に控えていたため、今回は情報にしていた。
別に「情報」がラクというわけではないのだが、SEという仕事柄、得意にしているジャンルではある。
ヒアリング後は、提案のメインとなるパートは、生産管理と人事だと思った。
理由としては、
①一人当たり売上高が業界水準より低く、生産性が低い
②稼働率が低い事業所があり、無駄な人員配置による機会損失が発生
③売上メインの大手工場からの受託も安定経営のために減らせないが、閑散期には利益率の高い自動車モーターに人員集中させたい。
④かつて、離職率が高い時期があり、受注ができず、人あっての会社だと痛感したことがあった。利益優先した結果、夜勤など従業員の負荷が高くなったことが原因だと思われる。
以上の結果を元に、2日目の今日は、SWOT~クロスSWOT、重要提言決定まで進める予定となった。
自分は今回、協会にある「第14次業種別審査事典」の業種情報をコピーする係になった。
1回目実習でも使ったが、外部環境の「市場」についてはこの本から引用することが多いそう。
1回目は協会の複合機でコピーしたが、今回は、スマホカメラで撮影するとPDF化するアプリを使った。
SWOTは以下のとおり
【強み】
手ハンダに特化し、高技能による微細加工、リペア需要等への柔軟な対応力
メイン得意先では、請負4社の中で相対的に低いレート
受託製造は、実需(ニーズ)への対応と高品質で受注獲得
製造関連の権限移譲
顕微鏡を駆使した厳格な検査により、高精度・高品質の製品を一貫体制製造(組立加工に特化)
受託製造実績(QCD)による信用力
中長期視点での社長の人脈、自らの新規顧客開拓力
HPのリニューアル等による社外認知度向上への社長の意欲が高い
勤怠管理システム等の社内業務管理への改善意欲が高い
ネット販売チャネルがある
【弱み】
営業(新規顧客開拓)は社長のみが担当し、情報収集が回らない
役員は実質社長のみで決定権限が集中
年度経営計画、中期計画が作成されていない
生産技術、工作技術に関する技能者不足
メイン得意先(受託生産)への取引依存(約8割)、売掛回収への影響
自社開発製品がない
制度として階級を制定したが、運用方法が不十分
事業所間での配置転換がし難いため、変更への対応力が不十分
全数検査としているためネック工程となる可能性がある
自動車モーター組立の新設により、半田工程の環境が悪化する恐れがある
HPの機能向上にコストをかけられない
従業員の労務管理に手が回っていない
グループウェアがない
【機会】
メイン得意先の市場シェアが高い
自動車モーターの需要増加
展示会や過去実績をキッカケとした新事業、取引機会の発掘
物品の市場開拓よりは6次産業分野の開拓にも興味がある
開発事業で実需が見込める分野がある。
【脅威】
現在好調な市場の受託量が先細る、無くなること。
安価な設備の登場
住宅用地で、近隣住民からの苦情(騒音他)による移設要請(強制)
業界として人材の流動性があり、コア人材の流出に繋がる。
自動車モーター部品の遅延があり、操業度が不安定になる。
物販事業は模倣されやすく競争が激しい。
労働環境の悪化により離職率が高まる可能性
そして、ここからのクロスSWOTによる各パートの重要提言
営業:手ハンダ・高技能を活用し、展示会活用による取引機会発掘を捉え、新規市場の顧客を開拓。
営業:高精度・高品質の一貫体制を活用し、展示会活用による取引機会発掘を捉え、新規顧客を開拓。
営業:高QCDによる信用力を活用し、展示会活用による取引機会発掘を捉え、新規顧客を開拓。
営業:手ハンダ・高技能を活用し、既存市場縮小に備え、事業を安定化させる。
営業:自社開発製品を活用し、ECサイトでの露出を捉え、顧客接点を増やす。
営業:認知度向上への社長の意欲を活用し、実需が見込める市場の存在を捉え、新規市場の顧客を開拓。
情報:ホームページ改善の予算不足を改善し、実需が見込める市場の存在を捉え、既存市場の新規取引先を獲得。
情報:コミュニケーションの仕組みが不十分を改善し、コア人材の流出に備え、組織力の維持・強化を図る。
人事:業務管理改善への社長の意欲を活用し、労働環境の悪化による離職率上昇に備え、人的資源を確保する。
人事:製造関連の権限移譲を活用し、コア人材の流出に備え、人的資源を確保する。
人事:業務管理改善への社長の意欲を活用し、コア人材の流出に備え、技術力を維持・向上させる。
人事:階級制度の運用不十分を改善し、コア人材の流出に備え、モラールを維持する。
人事:労務管理の対応不十分を改善し、労働環境の悪化による離職率上昇に備え、組織力の維持・強化を図る。
生産:高精度・高品質の一貫体制を活用し、コア人材の流出に備え、人的資源を確保する。
生産:モーター組立、半田工程の環境悪化を改善し、労働環境の悪化による離職率上昇に備え、事業継続リスクを回避する。
戦略:請負レートの低さを活用し、メイン得意先の市場シェアの高さを捉え、メイン得意先内の請負シェアを高める。
戦略:請負レートの低さを活用し、モーターコア組立の受託独占を捉え、取引を継続を狙う。
戦略:社長の人脈、新規顧客開拓力を活用し、展示会活用による取引機会発掘を捉え、新市場の顧客を開拓。
戦略:社長の人脈、新規顧客開拓力を活用し、既存市場縮小に備え、事業を安定化させる。
戦略:新規顧客開拓の社長への集中を改善し、実需が見込める市場の存在を捉え、新規市場の顧客を開拓。
戦略:新規顧客開拓の社長への集中を改善し、既存市場縮小に備え、経営リスクを低減する。
戦略:受託生産への取引依存を改善し、既存市場の縮小に備え、経営リスクを低減する。
戦略:受託生産への取引依存を改善し、モーター市場の拡大を捉え、キャッシュ創出力を向上する。
戦略:経営計画が作成されてないを改善し、既存市場の縮小に備え、経営リスクを低減する。
戦略:経営計画が作成されてないを改善し、工場立地の移転に備え、事業継続リスクを回避する。
戦略:生産技術の技能者不足を改善し、実需が見込める市場の存在を捉え、新規市場に参入する。
1回目の補習は右も左もわからず、ゼロから試行錯誤しながら考えていったが、
やはり、スパルタ式で非常に苦労した分、2回目はだいぶスピードアップしていた。
さらに、先生の指示もあり、割とスムーズにここまで進んだ。
1回目補習の時、全く違う経歴の、立場も違う人間が6人集まって、5日間は対面、それ以外はメールでずっと会議するということに、自分はほとほと疲れ切ってしまったので、
2回目の補習の時は、正直、モチベーションがあまり上がらなかった。
普通に、会社での会議も嫌いだし、人前で発表するという行為自体が苦手で、
一言でいえば、コミュ障的な人間である。
中小企業診断士という資格に対する取得前のイメージは、
対人的なスキルが求められる、営業的な仕事だろうなと思っていた。
そして、ファシリテーター(会議の進行役)を求められる場面も多いという。
そんな自分が、果たしてこの資格を取得したとして、活かせるのか?
それは、取得後の今でも疑問を持っている。
ただ、いろんな活用法があって、新しい診断士の活躍の場はこれからも増えていくだろうと思っている。
2日目はこれでスンナリ17時半過ぎに終わった。
ただ、2回目は先生の指示で、プレゼン用の資料をパワーポイントで作成することになった。
報告書(協会提出用と企業提出用)はWord作成がマストなので、2種類の資料を作成することになる。
これは、最終日が近づくにつれて面倒なことが発生する。
パワポの資料は概略版なので、詳しいデータは報告書を見てほしいといえるし、基本的に口頭で説明するのが前提なので、
フォーマットの統一はあまりこだわらなくてもよかったのだが、
パワポ資料を訂正した場合はWordのほうも訂正する必要があり、二度手間になった。
チェックの手間も2度必要になる。
この辺がちょっと面倒と自分は感じた。
これからまた1週間後の後半3日間(2/26-28)に向けて報告書を書いていくのだが、
1回目で発露していた「人」の問題がどうしても出てくるのであった。

