地獄の15日間実務補習完走!(16)

実務補習

3月4日(金)

今回は初日の企業ヒアリングと最終日の報告会だけが対面で、それ以外はリモートになる。

今回で最後の実習になるので、何とか全て出し切りたいと思っていた。

9時に協会に集合した後、先生とのご挨拶を経て、ヒアリング項目のチェックを行う。

各パートについて、抜け漏れがないか、聞いたほうがいいポイントについて意見を交換する。

ヒアリングは14時なので、移動と昼食の時間を考えて、11:30に出発する。

今回初めて副指導員の先生がおり、移動時間にいろんなことを教えてくれた。

現在の活動内容とか、今後どういうふうに診断士として活動していけばいいのか。

聞いた限りでは、やはりネットワークを広げることが大事のようである。

午後1時に最寄り駅に到着し、駅前でとんかつを食べる。

実は2回目の企業も付近にあり、タクシーの運転手さんとの雑談で、このとんかつ屋を教えてもらっていて、

自然と、次はここで食べようと決まった。

食後にタクシーで企業へ向かう。

この企業の業種は自動車整備業だが、HPが無く、あまり情報を入手することができなかった。

ただ、地図を見ると、同じ敷地内に自動車ディーラー店や、他の整備工場があり、

多角化経営をしているのではと予想された。

社長は意外にも小柄な女性で、従業員5名で普通自動車から特殊車両までの車検や整備が主な事業であった。

社長は明るく、自動車整備の経験はなかったが、急遽、前社長の後を継ぐことになった。

いわゆるファミリー企業であり、他に選択肢もなかったようで、

引き継いだといっても、急だったため引き継ぎが全くできず、

最初まったくわからないことだらけで、会社の業績や内容を把握するのに大変な苦労をされたとのお話があった。

社長の方針としては、特に営業しなくても、固定客だけで十分であり、

それだけでも対応しきれていないそう。

にもかかわらず、キャッシュが無く、何か急にモノを買うということすら苦労しているとのこと。

なので、新規の依頼は受けず、看板等も出していない。

固定客は大事にしており、依頼を断らないことをモットーにしている。

また、女性ならではの視点で、細かく顧客へのアフターフォローをしており、

特にイチから話をしなくても、「いつものようにヨロシク!」だけで済むのも、固定客の満足度向上につながっている。

ただ、利益確保の視点が甘く、結果的に赤字になっている依頼も多く、

利益率の高い仕事やそうでない仕事のどう分けるか、

また、受注から納品までのスケジュール管理や、予算などの営業管理が一切なく、

いわばどんぶり勘定的に仕事をこなしており、経理なども税理士任せで、ほとんど把握しておらず、

どこから手をつけていいか、問題は多かった。

指導員の先生はあまり質問が多いと嫌がられるのではと心配していたようだったが、

社長は話し好きで、こういう話をする機会を求めていたのかもしれないが、

時折、冗談を交えながら、何でもオープンに話していただいた。

各パートごとに順番に聞いていき、ちょうど17時頃に終わった。

帰宅後、ヒアリング結果とSWOTのファイルに記入した。

今回、初めて「MIRO」というオンラインホワイトボードを使うのだが、

SWOT分析をここでやるので、ここにも記入する必要があったのだが、

個人的にはこのツールに最後まであまり慣れず、後々苦労することになった。